小川洋子著 新潮社
1998年 362円
有形物、無形物にかかわらず、それを持ち込む人々の想いとともに、標本に閉じこめることのできる標本技術士と、その標本室で働くわたし。そして、2人の愛。秋の夜長、静かで、美しくて、少しでも触れようものなら壊れそうな、小川洋子さん独特の世界にひたる快感を味わいたい方におススメ。

風樹茂著 山と渓谷社
2001年 1500円
ホームレスが感じている社会に対する意見を、私がまとめてみました。というかんじがなんだかなあ。ホームレスが本当にこんなふうに考えてるのかなあ。著者のフィルターをかなりかんじてしまう。社会的弱者としてのホームレスの擁護姿勢がちょっと鼻につきますが、ホームレスを取り巻く状況がけっこう詳しく描かれていて興味深い。そして著者の状況も気になるわ。

豆炭とパソコン糸井重里著 世界文化社
2000年 1400円
今や生活に欠かせないインターネット。でも高齢者にとっては、パソコン自体が未知の物体だ。著者は突然の思いつきで、別居している80歳間近の母にパソコンをプレゼントすることにした。そこから好奇心溢れる母とパソコンとの付き合いがはじまる。何でも楽しんでしまうお母さまがとても素敵。友人たちとの親しく愉快な生活も垣間見えて、ほのぼの楽しめる。

石川九楊著 二玄社
2002年 1800円
古今東西の名書から一日一文字づつ、合計365文を紹介している。石川氏の解説が「書はちょっと・・・」という人にもわかりやすい。力強い文字、アートな文字、癒し系の文字など、書は書き手によって実にいろいろな表現ができるものだと感心した。今日の文字、自分の誕生日の文字などを見るのも面白い。ちなみに私の誕生日は「重」。うーん、もっと可憐な字がよかった・・・。
生きながら火に焼かれてスアド著 ソニー・マガジンズ
2004年 1600円
シスヨルダンの小さな村で、十七の少女が家族に内緒で付き合っていた男の子供を妊娠。家族の名誉を汚したと、名誉の殺人として、義兄に生きたまま火をつけられる。被害女性の半生。いやー価値観の違いっちゅうか、マインドコントロールというか、名誉の殺人なんちゅうてるおっさんらもたいがいやけど、女性陣!何で黙ってるねん。って、逆に被害者に腹が立ってしまった。

グ印観光グレゴリ青山著 メディアファクトリー
2004年 1100円(本体)
大好きなグレゴリ青山の新刊。お得意の旅行ネタだけでなく、インド映画へのこだわりや日常のトホホできごとなど、著者「グ」の趣味や過去がわかっておもしろい。今回のスターは、旅で出会ったマイタケ氏。波瀾万丈と言えば聞こえはいいが、ほんまに無茶苦茶な人。こんな人と友だちづきあいできる「グ」は偉大だ。