長澤 浩三著 光村推古書院株式会社
2005年 本体1200円
京都の神社仏閣のいけてるお守りを集めた本。モチーフ別、効き目別等に区分してあり早速京都まで求めに出かけたくなる。センスグッドなラインナップが泣かせます。お守りもストラップ気分。効き目よりもデザイン?
千住 博 著 光文社新書
2004年 本体740円
人間は一人ひとり違う。しかし、著者が言うように、人間は同じである、というのも一面真実に違いない。この本を読むと、そんな風に思う。だからこそ、人間は、国や民族や宗教や言語、はては生きている時代が全く異なっても、同じものを見て美しいと感じ、同じものを聴いて心を震わせることができるのだろう。特に今は、違いを認めることと同じように、同じことを認めることが大切な時代だと思う。

星野道夫物語国松俊英著
ポプラ社 2003年 1400円(本体)
著者は星野道夫さんとは一面識もなかったが、星野さん没後に彼の親しかった人を訪ね歩いてまとめたのがこの本だ。エピソードの多くは彼のエッセイに書かれていたことだが、青春時代の山行やアラスカ大学入学のくだり、フェアバンクスでの暮らしぶりや研究生活などは、この本ではじめて明らかにされたものだろう。友人たちに愛されていた彼を知るのは、ファンにとってうれしいことだ。ファン必読書かも。

赤瀬川原平
佼成出版社 2002年 1500円(本体)
さすがに赤瀬川先生である。トマソンで先生に師事してからはや15年。先生の目はやはり確かである。路上の写真と先生のコメントという形態は変わらないが、歳を経るごとに渋みをまし、この本ではまさに「わび・さび」の世界に入っているのではなかろうか。この表紙の「二つの十字」もいい。ありがたいことです。
大島 真寿美 著
理論社 2004年 1500円
主人公は17歳の彩美という女の子。ごたぶんにもれず思春期の真っ只中、自分の生き方にも自信が持てずに悶々とした毎日をおくっていた。しかし、父親が香港人という思ってもみない現実にぶつかり、いやいやながら香港にいくはめに。そこで、親や友達から開放された彼女は、広東語に苦労しながらも自分の生き方に自信が持てるまでになる。香港の生活感も良く出ていて面白かった。
マイケル・J・フォックス著 入江真佐子訳
SB文庫 2005年 本体781円
映画「バック・トウ・ザ・フューチャー」で、一躍スターダムにのしあがった著者が、パーキンソン病という自らの病を受け入れ、自分にとって一番大切なものは何かを見つけ出していく過程を率直に綴ったもの。人の目にさらされ続けるということが、ある種人気のバロメーターのような世界で、本来の自分を取り戻していくというのは、我々が想像する以上に難しいことだったろう。しかし、ある困難な状況を乗り越えたときに人間が行き着く先は驚くほど似ていると思う。

椎名 誠 著
講談社 2000年 1500円
椎名氏が海辺の町ばかりを旅する旅行記。椎名ワールド久々に読んだけどやっぱりええわー。 文章の所々にチラッと見え隠れする哀愁と、田舎町のワビサビに旅愁を刺激されちゃいました。 根室・野付半島の廃村跡を見つける章は、出たとこ勝負旅の神髄を感じるわ。

母に歌う子守唄落合恵子著
朝日新聞社 2004年 1300円(本体)
要介護度5の母と暮す一人娘の生活。納得いく医療を求めたくても、医療従事者が対等でないなかで「うるさい家族」になるには相当の覚悟がいる。介護や医療関係者との関係で悩みながら、著者が立ち戻るのはやはり「患者の人権」だった。仕事と介護の両立は心身ともに疲弊するが、それでも母との残された時間を楽しみながら過ごしたいという思いが強く感じられる。いざ親が倒れた時、自分もそんなふうに思えるだろうか?

淡交社 2004年 1600円(本体)
JR東海のキャンペーン「そうだ京都、行こう」が好きな人は多い。誰でも知っている京都の観光地を、思ってもみないアングルで一瞬に閉じ込めた写真と添えられた印象的なコピー。消費される運命の広告が、「そうだ京都、行こう」シリーズでは私たちの心に深く入りこんでいく。あのポスターをもう一度見たいという方、ぜひこれを手にしてみてください。10年分が四季別に収録されています。
都市伝説的中華人民驚話国鷹木 ガナンシア敦著
新宿書房 2004年 2800円
著者曰く、現地中国の最新仰天新聞記事を集めたとされるこの作品、日本では決して報道されない中国の姿が見えてきます。新聞記事といえども真実かどうかはにわかに信じがたい仰天記事の数々に圧倒されつつやめられないおもしろさ。日本で報道される華やかな都市部の状況でなく、8億以上の人々が住む農村部がまさしく仰天記事の供給源であると思った。まさしく私たちが知っている中国ではない別の中国がそこには存在している。

小林かなえ 著
文化出版局 2004年 1600円
パリからのおいしいものを求めての小旅行が6コースにまとめられて紹介されている。お菓子の種類もたっぷり載っているし、各地方の風土や文化、郷土料理のイワレも興味深い。なによりもうまそーな写真が満載でなかなかの読みごたえ。 かーっ!おフランスがよんでいるぅ